【0~1歳まで】月齢ごとの赤ちゃんの発達とお世話のポイントを総まとめ!

1ページで総まとめ!月齢ごとの赤ちゃんの成長を知って、安心の暮らし【0~1歳まで】

赤ちゃんが生まれた方、本当におめでとうございます!

またこれから赤ちゃんが生まれるという方楽しみな気持ちとともに不安な気持ちでいっぱいのことかと思います。
特に赤ちゃんが生まれて0歳から1歳の間というのは、赤ちゃんの成長のスピードもとっても早くて、毎月毎週、ひょっとしたら毎日ぐらいの感覚で、赤ちゃんができることだったり気をつけるべきことは変わっていきます。

そこで今回は、赤ちゃんが生まれてから一歳までの間の成長について、月齢ごとに赤ちゃんの発達段階や気をつけるべきポイントなどについてまとめています。
子育ては毎日大変なことばかりかと思いますが、それ以上にたくさんの喜びや幸せをくれるもの。
赤ちゃんとの日々がもっと豊かで楽しいものになるように、この記事を通してお手伝いができたら嬉しいです!

著者の写真
二児パパ
ほんだ
この記事を担当した白金台のベビー服専門店BabyGooseスタッフの二児パパほんだです。
BabyGooseは、創業40年以上の白金台のベビー服専門店。
これまでのべ50万人以上の赤ちゃんのもとへオリジナル生地のベビー服をお届けしています。
BabyGooseの背中メッシュスリーパー
【PICK UP!】

1歳までのデリケートな赤ちゃんを寝汗と冷えから守ります!

価格 5,940円

背中メッシュが寝汗をしっかり吸収&発散!お洗濯にも強い「あんしんタオル」で体幹はしっかり守り寝冷えを防ぐ。キッズデザイン賞受賞のスリーパー

この商品を詳しく見る>

【月齢別】赤ちゃんの発達とお世話のポイント

各月齢をクリックすると、その時期の平均的な成長と発達、お世話のポイントが表示されます。

身長・体重データの出展

厚生労働省「乳幼児身体発育調査」平成22年
(身長、体重は8割の赤ちゃんが含まれる範囲を掲載しています。)

生後0ヶ月(新生児期)
新しい暮らしに慣れる特別な時間

身長

45.5cm~51.5cm
(出生時)
50.4~56.3cm
(1ヶ月)

体重

2.41~3.50kg
(出生時)
3.22kg~4.85kg
(1ヶ月)

睡眠時間

16-20時間
昼夜の区別なく、2~5時間続けて寝る

発達の様子

・まだほとんど首がすわっていません
・視力は0.01程度。光や音に反応します
・耳は生まれた時からよく聞こえています
・泣くことで不安や不快を表現します

授乳・食事について

・母乳またはミルクのみです
・母乳の場合、1日8-12回、2-3時間おきの授乳が目安です
・ミルクは消化に時間がかかるため、3~4時間おき、1日6~8回程度が目安です
・一回の授乳量:60-90ml程度(ミルクの場合)

お世話のポイント

赤ちゃんとの新しい暮らし
生後間もない赤ちゃんとの暮らしは、新しい発見と喜びに満ちた特別な時間です。この大切な時期を少しでも安心して過ごせるようにちょっとしたポイントをまとめました。

協力して育児を
おむつ替えや沐浴、スキンケアなど、ママとパパが協力して行うことで、お互いの負担を減らせるだけでなく、赤ちゃんとの絆も深まります。この時期に育児習慣を作ることで、その後の子育ての基盤となるでしょう。

沐浴は特別なスキンシップに
沐浴は赤ちゃんとの大切なスキンシップの時間です。赤ちゃんの首と頭を後ろからやさしく支えてあげましょう。へその緒は自然に取れるので心配いりません。

赤ちゃんのお肌を守る
デリケートな赤ちゃんのお肌には、ベビー用のローションやクリームでしっかり保湿してあげることが大切です。

適切な室温管理
赤ちゃんにとって快適な室温は少し暖かめが理想的です。暑すぎる場合は衣服で調整してあげましょう。時々赤ちゃんの背中やお腹に触れて、体温を確認するのも良い習慣です。

ママの回復を大切に
出産後のママの体はまだ回復の途中です。無理な外出や来客は控え、パパや家族のサポートを受けながらゆっくり過ごしましょう。

相談できる相手を見つけよう
育児の不安や疑問は一人で抱え込まず、産院の助産師さんや小児科医など、相談できる専門家を見つけておくと安心です。 この新しい家族との時間を大切に、少しずつ育児に慣れていきましょう。

生後1ヶ月
少しずつ世界を認識し始める時期

身長

男子:52.5cm~58.4cm
女子:52.5cm~58.4cm

体重

男子:3.94kg~5.59kg
女子:3.73kg~5.20kg

睡眠時間

15-17時間
生後6週間頃から、昼夜の区別がつく子も

発達の様子

・目で物を追いかけるようになります
・手足をバタバタ動かすようになります
・頭を少し持ち上げられるようになります
・あー、うー、などの喃語(なんご)を出し始めます。

授乳・食事について

・母乳またはミルクのみ
・1日8~12回程度、3時間おきの授乳
・ミルクの場合は3~4時間おきに、6~8回が目安です

お世話のポイント

寝不足と疲れに気をつけて
新生児期の興奮状態が落ち着き始め、この頃から蓄積した寝不足が体に現れてくるかもしれません。張り詰めていた気持ちが緩み、疲れが出やすい時期ですので、無理をせず、ゆっくりと過ごすことを心がけましょう。

日常のケアと生活リズム
沐浴やスキンケアは引き続き大切なケアです。赤ちゃんはまだ昼と夜の区別がつきませんが、沐浴などの日課をなるべく同じ時間帯に行うことで、少しずつ生活リズムを整えていきましょう。

外気浴を始めましょう
1ヶ月健診で問題がなければ、外気浴を始めてみましょう。最初は5分程度から始めて、慣れてきたら近所を少しだけ散歩してみるのも良いでしょう。ただし、長時間の外出はまだ赤ちゃんにとって負担になることもあります。

コミュニケーションを楽しむ
クーイング(喃語)や社会的微笑(ニコッと笑う仕草)が見られるようになったら、積極的に声をかけたり笑顔で応えてあげましょう。このやりとりは赤ちゃんとの信頼関係を築く大切な時間です。

予防接種の計画を
2ヶ月頃から始まる予防接種のスケジュールを考えておきましょう。かかりつけの小児科医と相談しながら、赤ちゃんに合った計画を立てると安心です。

無理せず見守る
新しい生活に少しずつ慣れてくる一方で、疲れが出やすい時期です。焦らず、赤ちゃんの成長を温かく見守りながら、ご家族皆さんの健康にも気を配りましょう。

生後2ヶ月
笑顔が増え、コミュニケーションが始まります

身長

男子:56.1cm~62.0cm
女子:54.9cm~60.6cm

平均体重

男子:4.88kg~6.76kg
女子:4.58kg~6.27kg

睡眠時間

15-16時間
日中に起きている時間が増えてきます

発達の様子

・首が少しずつすわってきます
・自分の手をじっと見つめる「ハンドリガード」
・声を出して喃語を話すことが増えていきます
・あやすと笑うなど、感情表現が出始めます

授乳・食事について

・母乳またはミルクのみ
・1日7-10回程度。夜間の授乳感覚が少しずつあいてきます。
・ミルクの場合は4時間程度の間隔になります。

お世話のポイント

生活リズムを整えよう
少しずつ生活リズムができてくる時期です。お散歩の時間、沐浴の時間や寝室に移動する時間をなるべく同じにして、規則正しい生活リズムを作っていきましょう。この頃になると、4~6時間まとめて夜間に眠る赤ちゃんも増えてきます。

コミュニケーションを楽しもう
喃語(クーイング)が増えてくる時期です。赤ちゃんの声に積極的に応えてあげることで、言語発達の基礎が作られていきます。笑顔でのやりとりは赤ちゃんの情緒発達にも大切です。

予防接種が始まります
2ヶ月を過ぎると、いよいよ予防接種が始まります。かかりつけ医と相談しながら、赤ちゃんに合ったスケジュールを立てましょう。接種後の体調変化にも注意して見守りましょう。

安全への配慮を
体の動きが活発になってくるこの時期は、転落や誤飲などの事故に注意が必要です。目を離す時は安全な環境を確保しましょう。

親の体調管理も大切に
赤ちゃんとのコミュニケーションが楽しい時期ですが、ママとパパの疲れは徐々に蓄積されています。引き続き無理せず過ごすことを心がけ、できるだけ休息の時間も確保しましょう。周囲のサポートも積極的に活用してください。

生後3ヶ月
首がすわり、赤ちゃんの自立への第一歩

身長

男子:59.0cm~64.8cm
女子:57.6cm~63.4cm

体重

男子:5.61kg~7.62kg
男子:5.25kg~7.08kg

睡眠時間

14-15時間
夜の睡眠時間が長くなっていく

発達の様子

・首がしっかりすわります
・手足の動きが活発に、自分の意思で動かそうとし始めます
・足をよく動かし、キックする力が強くなります
・視力は0.04~0.08程度。距離感も少しずつわかるように
・あやすと声を出してよく笑うようになります

授乳・食事について

・母乳またはミルクのみ
・1日6-8回の授乳
・ミルクの場合は、1日5~6回に
・遊び飲みをし始めます

お世話のポイント

首がすわって、新たな成長の段階へ

首がすわってくるこの時期は、赤ちゃんが自分の意志で体を動かし始める大切な成長段階です。首がすわると、沐浴から卒業して大人と同じ湯船に入れるようになります。より安定した抱っこができるようになり、赤ちゃんとの触れ合いの幅も広がります。

生活リズムを整えましょう

授乳、遊び、昼寝、入浴、就寝などの時間をできるだけ一定にして、生活リズムを整えていきましょう。規則正しい生活は赤ちゃんの発達を助け、ご家族の生活も安定させます。

お手入れのポイント

よだれが増えてくる時期なので、あごやほっぺたのかぶれに注意しましょう。こまめに拭いてあげたり、よだれかけを活用したりして、お肌を清潔に保ちましょう。

外出と遊びの広がり

首がすわると縦抱きがしやすくなり、外出の幅が広がります。ただし、長時間の外出はまだ赤ちゃんの体力を考慮して控えめにしましょう。動きのあるおもちゃや音が鳴るおもちゃに興味を示すようになり、絵本の読み聞かせも始めると興味を持ってくれるようになります。

安全への配慮

体の動きが活発になるこの時期は、引き続き事故防止に気を付けましょう。寝返りが始まる赤ちゃんも多いので、ベッドやソファからの転落に特に注意が必要です。赤ちゃんのいる環境の安全確認を定期的に行いましょう。

生後4ヶ月
寝返りの準備が始まる時期。睡眠退行も。

身長

男子:61.3cm~67.2cm
女子:59.9cm~65.7cm

体重

男子:6.17kg~8.25kg
女子:5.77kg~7.70kg

睡眠時間

14-15時間
一時的に夜泣きが増えることも

発達の様子

・体をひねったり、足を交差したりし始めます ・寝返りを始める赤ちゃんも出てきます
・物をつかんで口に入れようとします
・笑い声をよく出すようになります
・人見知りが始まることもあります

授乳・食事について

・母乳またはミルクのみ
・1日5-6回の授乳
・一回の授乳量:180-210ml程度(ミルクの場合)
・大人が食べているものに興味を示すように

お世話のポイント

新たな発達と目が離せない時期
あっという間の3ヶ月が過ぎて、少し落ち着くかな?と思ったら、今度は寝返りや口に物を入れたりといった新たな行動が始まり、目が離せなくなる時期です。赤ちゃんの行動範囲と能力が広がるにつれて、新たな注意点も増えてきます。

お世話も楽になってきます
首も完全にすわり、お風呂などのお世話は少しずつ楽になっていきます。赤ちゃんの体も安定してきて、抱っこの姿勢もバリエーションが増えるでしょう。引き続き生活リズムを整え、規則正しい日常を心がけましょう。

一時的な「睡眠退行」も
自分で体を動かせるようになったことで、「4ヶ月の睡眠退行」と呼ばれる現象が起こり、夜間の目覚めが増えることがあります。これは発達の過程で起こる一時的なものですので、焦らずに対応しましょう。以前の睡眠パターンに戻るまで、少し時間がかかる場合もあります。

運動発達を促す遊び
うつぶせ遊び(タミータイム)を増やして、首や背中、腕の筋肉を強化し、運動発達を促しましょう。赤ちゃんの様子を見ながら、少しずつ時間を延ばしていくと良いでしょう。コミュニケーションもどんどん楽しくなり、赤ちゃんの反応も豊かになってきます。

安全への配慮を忘れずに
体をひねったり、仰向けからうつぶせになったりすることが増えるので、窒息のリスクには十分注意しましょう。寝具や枕の位置、ベッドの柵など安全確認を怠らないようにしてください。また、手に取ったものを口に入れようとする行動も始まるため、小さな物は赤ちゃんの手の届かない場所に置き、誤飲防止にも気を配りましょう。

生後5ヶ月
寝返りをマスター、離乳食のはじまり!

身長

男子:63.3cm~69.1cm
女子:61.8cm~67.6cm

体重

男子:6.60kg~8.71kg
女子:6.17kg~8.17kg

睡眠時間

14-15時間
昼寝の回数が2~3回になる

発達の様子

・多くの子が寝返りができるようになります
・寝返り返り(うつぶせ→仰向け)ができる子も
・腰もすわってきて、短い時間なら座れるように
・人見知りが本格化する子もいます

授乳・食事について

・1日5-6回の授乳
・離乳食を開始してもよい時期です(5-6ヶ月頃)
・離乳食を始める場合:1日1回、10倍がゆのペーストなどから

お世話のポイント

いよいよ離乳食のスタート!
首がすわり、支えてあげればおすわりもできるようになってくる頃です。大人の食事に興味を示すようになったら、離乳食を始める良いタイミングです。赤ちゃんの成長に合わせて、赤ちゃんとご家族の新たな挑戦が始まります。

離乳食の始め方
まずは午前中に1回、スプーン1杯程度から始めましょう。最初は10倍がゆ(米1に対して水10で炊いたおかゆ)がおすすめです。赤ちゃんの様子を見ながら、ゆっくりと進めていきましょう。慣れてきたら、野菜や豆腐、白身魚のペーストなどにもチャレンジしてみましょう。食材の導入時にはアレルギー反応に注意し、新しい食材は1種類ずつ与えるようにしましょう。

運動発達と外出の広がり
積極的に体を動かすように促して遊ぶと、運動の発達に良い影響があります。寝返りやお座りの練習など、赤ちゃんの挑戦を優しくサポートしてあげましょう。また、この時期は長めのお散歩も楽しめるようになり、外の世界への興味も広がっていきます。季節の変化を感じられる散歩は赤ちゃんの五感を刺激します。

コミュニケーションの発達
喃語や笑顔、表情が豊かになり、コミュニケーションがより楽しくなる時期です。赤ちゃんの反応に対して言葉をかけたり、一緒に遊んだりする時間を大切にしましょう。絵本の読み聞かせなども、赤ちゃんの興味に合わせて続けていくと良いでしょう。

個人差を認めて見守る姿勢を
楽しいことはどんどん増えてきますが、離乳食の進み具合や寝返りの様子など、他の子との差が気になる時期かもしれません。成長には個人差があるものです。焦らずに赤ちゃんのペースを尊重し、温かく成長を見守ってあげましょう。一人ひとりの赤ちゃんには、それぞれの成長のタイミングがあります。

生後6ヶ月
進撃の赤ちゃん!ずりばいやハイハイが始まるかも

身長

男子:64.9cm~70.8cm
女子:63.4cm~69.2cm

体重

男子:6.94kg~9.07kg
女子:6.49kg~8.53kg

睡眠時間

13-14時間
夜通し寝られる子も増えてくる

発達の様子

・支えなしでお座りができる子が増えます
・ずりばいができ、中にはハイハイを始める子も
・手先がだんだん器用になってきます
・1日2回の離乳食(2回食)に進む子も

授乳・食事について

・1日4-5回の授乳
・離乳食からの栄養(鉄分等)もだんだん重要に
・小麦やささみ、卵にもチャレンジ ・下でつぶせる固さが目安

お世話のポイント

行動範囲が広がる時期
いよいよずりばいやハイハイが始まり、赤ちゃんが自分で動き出せるようになります。行動範囲が広がるにつれて、お部屋の安全対策がより重要になってきます。誤飲や転倒、やけど、水回りでの事故などにも注意が必要になってきます。ベビーゲートなどを使って赤ちゃんが自分でいける範囲を制限し、安全な環境を整えましょう。

離乳食の進め方
離乳食も、赤ちゃんの様子を見つつ進めていきましょう。しっかり食べる子であれば、2回食に移行してみるのも良いでしょう。おかゆや野菜、白身魚に加え、うどんやパンなどの小麦製品、卵、鶏ささみなども取り入れてみましょう。食材は裏ごしをして、舌で潰せるくらいの固さが目安です。

離乳食でのチャレンジと工夫
一生懸命作った離乳食を食べてくれないと落ち込むこともあるかもしれません。市販の離乳食も上手に活用しながら、ママとパパのストレスにならないように無理せず工夫しましょう。色々な味や食感を少しずつ試していくことで、赤ちゃんの食の幅が広がっていきます。

体調管理にも注意
離乳食の開始や新しい食材の導入によって、おなかの調子を崩すこともあります。下痢が続いたりした場合は、離乳食を一旦お休みしたり、食材を変えるなどの工夫をしてみましょう。症状が長引くようであれば、かかりつけ医に相談することをおすすめします。

発達を楽しむ時期
ずりばいやハイハイなど、運動機能が発達する時期です。安全に配慮しながらも、赤ちゃんの挑戦を温かく見守り、新しいできることを一緒に喜びましょう。この時期の赤ちゃんは好奇心旺盛で、周りの環境をどんどん探索していきます。発達に合わせたおもちゃや絵本なども取り入れると、より豊かな成長を促すことができるでしょう。

生後7ヶ月
ママパパ大好き!人見知りや後追いのピーク?

身長

男子:66.4cm~72.2cm
女子:64.8cm~70.7cm

体重

男子:7.21kg~9.36kg
女子:6.75kg~8.83kg

睡眠時間

13-14時間
夜間も安定して寝られるように

発達の様子

・ハイハイや高ばいなどが得意に
・人見知りや後追いのピークを迎える時期かも
・目の前に無いものを探すようにもなります
・下の歯に続き、上の前歯が生え始める子も

授乳・食事について

・1日3-5回の授乳
・離乳食は1日2回が定着してきます
・舌と上あごを使ってつぶせる固さが目安 ・形のあるものを食べるのにも慣れていく時期です

お世話のポイント

感情と自己主張の発達
感情がどんどん豊かになり、自己主張も強くなっていく時期です。赤ちゃんの表情や声のトーンから、喜びや悲しみ、怒りなどさまざまな感情を読み取れるようになるでしょう。これは社会性と情緒の発達において大切な成長段階です。

人見知りと後追いがピークに!?
人見知りや後追いがピークを迎える時期です!これは赤ちゃんが家族と他の人を見分けられるようになり、家族への愛着が深まっているという成長の証拠なので、無理せず赤ちゃんの気持ちを優先してあげてください。慣れない場所や人に対して不安を感じるのは自然なことです。家族の存在が赤ちゃんにとって大きな安心感になっています。

認知発達の変化
「物の永続性」を理解するという興味深い変化も見られます。目の前にないおもちゃなどを探すようになり、隠した物を見つけようとする様子が見られるようになります。これは認知能力の発達において重要なステップです。「いないいないばあ」などの遊びがより楽しめるようになるでしょう。

歯の生え始めとケア
歯が生え始める時期でもあり、歯茎がむずがゆくて不機嫌になったりすることもあります。清潔な歯固めや冷やしたガーゼなどを与えると、歯茎の不快感を和らげる助けになるでしょう。生えてきた歯のケアも始めましょう。柔らかい歯ブラシや指サックタイプの歯ブラシで優しくケアしてあげてください。

運動能力の発達と安全対策
ハイハイだけでなく、おしりを持ち上げたりつかまり立ちしようとする姿も見られるようになります。運動能力の発達はめざましいですが、転倒などのリスクも高まるため、周囲の安全対策をしっかりと行いましょう。家具の角にはクッションをつけたり、転倒しても大丈夫なように床に柔らかいマットを敷くなどの工夫をするとよいでしょう。赤ちゃんの挑戦を見守りながら、安全な環境で成長を応援してあげてください。

生後8ヶ月
世界が広がる!つかまり立ちの時期

身長

男子:67.7cm~73.6cm
女子:66.0cm~72.0cm

体重

男子:7.44kg~9.61kg
女子:6.97kg~9.08kg

睡眠時間

13-14時間
昼寝の回数が2回に落ち着いてくる

発達の様子

・つかまり立ちをする子が増えます
・おすわりも安定し、座ったまま自由に遊べるように
・指でつまむ動作ができるようになります
・「ママ」「パパ」など、意味のある言葉を言えるようになる子も

授乳・食事について

・1日2回食を継続しましょう
・授乳は日に3-4回程度に
・鉄分やカルシウムを取り入れましょう(赤身魚や乳製品など)
・ストローマグやコップ飲みの練習も

お世話のポイント

行動範囲の広がりと冒険心
ハイハイやつかまり立ち、伝い歩きなど、行動範囲が一気に広がっていきます。いよいよ冒険の始まりです。自分の力で移動できる喜びを感じ、どんどん新しいことに挑戦しようとする姿が見られるようになります。この探索行動は、赤ちゃんの知的好奇心と運動能力の発達にとても重要です。

安全対策の強化
この時期に一番注意したいのが、思わぬ事故です。行動範囲が広がるにつれて、転倒や誤飲、指をはさむなどの事故も増えていきますので、安全には十分配慮してください。家具の角や階段、コンセント、小さな物などに注意し、赤ちゃんが安全に探索できる環境づくりを心がけましょう。赤ちゃんの視点に立って、危険な場所や物がないか定期的にチェックすることが大切です。

言葉の発達
「ママ」「パパ」「まんま」「わんわん」など、身の回りの人や物の名前を覚えてくる時期でもあります。赤ちゃんの発する音や言葉に積極的に反応してあげることで、言葉の発達を促すことができます。絵本の中に出てくるものを指さす遊びなどを通して、言葉と物を結びつける経験を増やしてあげましょう。毎日の会話の中でも、ゆっくりはっきりと話しかけると、赤ちゃんも聞き取りやすいです。

遊びの広がり
手遊び歌で一緒に遊んだり、積み木で遊んだり、いろんな遊びが楽しくなってきます。安全な環境で赤ちゃんが自由に探索する時間を大切にしてあげてください。この時期の赤ちゃんは、物を叩いたり、投げたり、容器から出し入れしたりすることに興味を示します。こうした遊びを通して、因果関係や物の性質を学んでいきます。親子でのふれあい遊びも赤ちゃんの情緒発達にとても良い影響を与えますので、一緒に楽しむ時間を作りましょう。

離乳食の進展
離乳食も順調に進み、3回食に移行する時期です。少しずつ固さや種類が増え、手づかみ食べも始まります。食事の時間を楽しい時間にすることで、健康的な食習慣の基礎を作りましょう。自分で食べようとする意欲を尊重しながら、サポートしてあげてください。食べこぼしや散らかしは成長の過程ですので、寛容な気持ちで見守りましょう。

生後9ヶ月
カミカミ期のはじまり!離乳食が1日3回に

身長

男子:68.8cm~74.8cm
女子:67.1cm~73.2cm

体重

男子:7.64kg~9.83kg
女子:7.15kg~9.29kg

睡眠時間

13-14時間
自分で動けるようになり寝つきが悪くなることも

発達の様子

・つかまり立ちがさらに上手になります
・指でつまんで物を拾えます
・「ワンワン」「ブーブー」など擬音語を言えるように
・大人の行動をよく真似するように

授乳・食事について

・離乳食が1日3回、栄養の中心に
・授乳は日に2~4回に
・前歯でかじって、歯茎で噛む練習を
・果物やイモ類など、おやつを取り入れてもOK

お世話のポイント

離乳食の充実期
離乳食が1日3回になり、栄養の中心が母乳やミルクから食事へと少しずつ移っていきます。上下の歯が4~8本生えそろってくる子が増え、食べ物を噛む練習をする「カミカミ期」の始まりです。この時期は食材の固さを少しずつ変え、赤ちゃんが噛む力を育てていくのに適しています。舌で潰せる固さから、歯ぐきで潰せる固さ、さらに歯で噛み砕ける固さへと徐々に変えていきましょう。

食事の好みと工夫
意思表示も活発になってくるので、食材の好みが出てくるかもしれません。「食べたくない」という意思表示をすることもあるでしょう。市販の離乳食も組み合わせながら、無理せず食事を楽しめるようになるといいですね。新しい食材は少量から始め、様子を見ながら増やしていくと安心です。手づかみ食べも積極的に行うようになるので、自分で食べる意欲を大切にしながらサポートしてあげましょう。

感情表現の発達
思い通りにならず癇癪を起すことも出てきますが、これは自我の芽生えと感情表現の発達の証です。成長の証ととらえて落ち着いて対応をしてあげましょう。感情をそのまま受け止めながらも、少しずつ気持ちを切り替えられるように優しく声をかけてあげることが大切です。無理に制止するのではなく、気持ちに寄り添いながら、安全な環境で感情を発散させてあげましょう。

運動能力の発達と安全確保
つかまり立ち、伝い歩きがどんどん上手になるので、引き続き安全確保は最重要事項です。家具の角や階段、引き出し、ドアなど、赤ちゃんが触れる可能性のあるものすべてに注意を払いましょう。ベビーゲートや安全柵を活用し、赤ちゃんが安全に探索できる空間を確保することが大切です。また、転倒しても大丈夫なように、床に柔らかいマットを敷くなどの工夫も効果的です。

コミュニケーションの広がり
言葉の理解力が急速に発達し、簡単な言葉や身振りでのコミュニケーションが増えてきます。「バイバイ」や「いないいないばあ」などの遊びも楽しめるようになり、社会性も広がっていきます。絵本の読み聞かせや歌、手遊びなどを通して、言葉の発達を促していきましょう。赤ちゃんの発する音や言葉に対して、豊かに応答してあげることで、コミュニケーション能力の基礎が築かれていきます。

生後10ヶ月
しゃがんだり立ったり、いろんな動きができるように

身長

男子:69.8cm~75.9cm
女子:68.1cm~74.3cm

体重

男子:7.81kg~10.03kg
女子:7.31kg~9.49kg

睡眠時間

12-14時間
活動量が増え、日によって寝つきの差が出る

発達の様子

・つたい歩きが上手になってきます
・まだまだハイハイが主要な移動手段の子も
・簡単な言葉や指示が理解できます
・喜怒哀楽の表現が豊かになってきます

授乳・食事について

・離乳食が栄養の中心印なります
・スプーンやフォームの練習も ・授乳は1日2~3回に
・卒乳や断乳は焦らず取り組みましょう

お世話のポイント

思わぬ事故に注意です!
お子さまの行動範囲が広がってきて、いろんな動きができるようになる時期ですが、まだまだ目が離せません!誤飲、転倒、コンセントでの感電など思わぬ事故には特に注意が必要です。安全対策をしっかり行いましょう。

まだまだ夜泣きに悩む方も
夜泣きにまだ悩まされる方も多いでしょう。部屋の明るさや温度などの睡眠環境の調整や、絵本の読み聞かせなどの入眠儀式を取り入れてみてください。優しい語りかけも効果的です。焦らず気長に取り組めるよう、家族で協力して乗り越えましょう。

お外歩きの準備を始めても
そろそろ歩き始める準備の時期です。室内履きやファーストシューズに少しずつ慣れさせておくと、外に出て歩き始める時にスムーズです。お子さまのペースに合わせて、焦らず見守りましょう。

やりたい!気持ちを大切に
赤ちゃんの「やりたい!」という気持ちが強くなる時期です。その意欲を大切にしながら、たくさん話しかけてコミュニケーションを増やしていきましょう。お子さまの反応を楽しみながら、一緒に成長を喜びましょう。

生後11ヶ月
赤ちゃんから幼児へ、最初の一歩

身長

70.8cm~77.0cm
69.1cm~75.4cm

体重

男子:7.98kg~10.23kg
女子:7.46kg~9.68kg

睡眠時間

12-14時間
お昼寝の回数が1回に移行し始める

発達の様子

・一人歩きがそろそろ始まります
・スプーンやフォームを使いたがることも
・簡単な指示を理解するようになります
・遊びの中で大人の真似をしたりします

授乳・食事について

・離乳食がメインになってきます
・授乳は寝る前など1日1~2回に
・離乳食は完了期への移行期です
・肉団子など、歯茎で噛める固さを基準に

最初の一歩を踏み出します
数歩程度、一人で歩ける子が増えてきます。中には上手に歩き始める子も。赤ちゃんから幼児への最初の一歩を踏み出す時期です。「まだ歩こうとしない…」と焦らなくても大丈夫。この時期の発達は個人差が大きいので、ゆっくり成長を見守ってあげてください。

体つきも少しずつ変化
活動量が増えてちょっぴりスリムになったりもするので、赤ちゃんらしいムチムチ感がなくなるのはちょっと寂しかったりもしますが、これも無事に成長してきてくれた証です。お子さまの健やかな発達を喜びましょう。

離乳食は完了期へ
離乳食はそろそろ完了期に入ります。歯茎で噛めるくらいの固さの物は食べられるようになります。薄味を基本に、大人からのとりわけも可能になりますので、家族と同じ食事の時間を楽しめるようになってきます。

安全への配慮は引き続き
たくさん動けるようになる分、安全には引き続き十分注意をしましょう。行動範囲が広がり、興味も増えるこの時期は、思わぬ事故のリスクも高まります。お子さまの行動をよく観察して、安全な環境づくりを心がけてください。

生後12ヶ月(1歳)
1歳の誕生日、おめでとう!

身長

男子:71.7cm~78.0cm
女子:70.0cm~76.4cm

体重

男子:8.15kg~10.44kg
女子:7.62kg~9.87kg

睡眠時間

11-13時間
離乳、断乳は焦らず自分たちのペースで

発達の様子

・出生時から身長は1.5倍、体重は約3倍に!
・よちよち歩きが上手になってきます
・視力は0.5くらい。細かいものや遠くのものも見えるように
・物の機能や使い方も理解しはじめます

授乳・食事について

・離乳食が完了し、幼児食へ移行
・味付けや固さに配慮しつつ、大人とほぼ同じものを食べられるように
・1歳を過ぎたら、牛乳も飲めるように
・卒乳や断乳は、焦らず自分たちのペースで

お世話のポイント

初めての誕生日
1歳の誕生日、おめでとうございます!この1年で身長は約1.5倍、体重は約3倍とびっくりするような成長を遂げた赤ちゃんを、それを見守ってきたご家族はとっても素晴らしいです。可能であればおじいちゃんやおばあちゃんも一緒に、家族みんなで楽しくお祝いできるとよいですね!

成長を振り返ろう
一人では何もできなかった赤ちゃんが、よちよち自分で歩いたり、「パパ」「ママ」と言ってみたり、おもちゃで器用に遊んだりする姿は、改めて振り返るとちょっと感動しますね。この1年間の素敵な思い出を振り返るのも楽しいひとときになるでしょう。

授乳や食事もマイペースで
基本的には食事で栄養を取るようになるので、授乳をやめる方も多いですが、まだまだ焦らなくて大丈夫。WHO(世界保健機構)では2歳頃までの授乳を推奨していたりもするんです。お子さまとママのペースで自然に進めていくのがおすすめです。

安全に注意して成長を見守って
成長の個人差は、いろんな面であらわれますので、引き続き安全面には注意しつつ、焦らず見守ってあげましょう。一人ひとりの赤ちゃんには、それぞれの成長のリズムがあります。小さな成長の一歩一歩を、ゆったりとした気持ちで楽しみながら見守ってくださいね。

0歳~1歳の健診・予防接種スケジュール

0歳~1歳の間は、検診や予防接種がたくさんあるんです!かかりつけ医と相談して、慌てて準備することにならないよう、スケジュールを立てて計画的に進めましょう。

【重要】

  • これは標準的なスケジュール例です。お住まいの自治体や医療機関、赤ちゃんの健康状態によって、時期や内容が異なる場合があります。
  • 必ず母子健康手帳を確認し、かかりつけ医や自治体の保健センターの指示に従ってください。
  • 予防接種は同時接種が可能です。多くのワクチンを効率よく受けるために推奨されています。かかりつけ医と相談しましょう。
  • 任意接種(おたふくかぜ等)はここに含まれていません。希望する場合は医師に相談してください。
  • ロタウイルスワクチンは2種類あり、接種回数や時期が異なります。初回に選択したワクチンで完了する必要があります。
月齢 主な健診(乳幼児健康診査) 主な予防接種(定期接種) 備考
出生後すぐ 産院での検査(希望者・施設による) B型肝炎(1回目) ・ビタミンK2シロップ(1回目)内服
生後1か月頃 1か月健診(主に産院や小児科で実施) (・B型肝炎(1回目) ※出生後すぐ接種できなかった場合) ・ビタミンK2シロップ(2回目)内服(施設による)
生後2か月 (特に指定の健診はなし) ヒブ、小児肺炎球菌、ロタウイルス(1回目)
B型肝炎(2回目)
四種混合(DPT-IPV)(1回目)
・多くのワクチンが開始される時期
同時接種が推奨されます
生後3か月 (3~4か月健診の案内が届く頃) ヒブ、小児肺炎球菌、ロタウイルス(2回目)
四種混合(DPT-IPV)(2回目)
・B型肝炎(3回目)は、1回目から20週以上あけて接種(生後6か月以降が目安)
生後4か月 3~4か月健診(自治体主体が多い、首すわりなどをチェック) ヒブ(3回目)
小児用肺炎球菌(3回目)
四種混合(DPT-IPV)(3回目)
・ロタウイルスはワクチンにより接種回数が異なる
生後5か月 (特に指定の健診はなし) BCG(1回) ※標準:生後5か月~8か月未満 ・BCGは他のワクチンとの接種間隔に注意(医療機関の方針確認)
生後6か月 (6~7か月健診がある場合も) B型肝炎(3回目) ※1回目から139日以上経過後 ・離乳食の開始時期
・6~7か月健診は自治体により有無が異なる
生後7か月 (6~7か月健診、寝返り・おすわりなどをチェック) (BCG ※まだの場合)
生後8か月 (特に指定の健診はなし) (BCG ※まだの場合、1歳未満まで)
生後9か月 (9~10か月健診の案内が届く頃) (特に定期接種はなし) ・9~10か月健診は自治体により有無が異なる
生後10か月 9~10か月健診(自治体主体が多い、はいはい・つかまり立ちなどをチェック) (特に定期接種はなし)
生後11か月 (特に指定の健診はなし) (特に定期接種はなし) ・1歳の誕生日に向けて、次の予防接種の準備
満1歳 1歳児健診(自治体や医療機関で実施、歩行・発語・発達などをチェック) ヒブ、小児用肺炎球菌(追加接種)
MR(1期)
水痘(1回目)
四種混合(DPT-IPV)(追加接種) ※3回目から6か月以上あけて
・多くの追加接種が始まる時期
・四種混合の追加は通常1歳~1歳半頃

【ワクチンの種類(略称)】

  • ヒブ: インフルエンザ菌b型
  • 小児用肺炎球菌: 小児用肺炎球菌ワクチン
  • B型肝炎: B型肝炎ワクチン
  • ロタウイルス: ロタウイルスワクチン(経口・飲むタイプ)
  • 四種混合(DPT-IPV): ジフテリア・百日せき・破傷風・不活化ポリオ混合ワクチン
  • BCG: 結核予防ワクチン(ハンコ注射)
  • MR: 麻しん(はしか)・風しん混合ワクチン
  • 水痘: みずぼうそう(水ぼうそう)ワクチン

おわりに

0歳から1歳までの赤ちゃんの成長はとっても早いものです。特に一人目のお子さんともなると、パパとママはもう毎日てんやわんやで、あっという間に過ぎていったような、とっても長かったような、不思議な感覚になりますよね。(私もそうでした・・。)
あらかじめ赤ちゃんの発達段階を知っておけば、不意の出来事に慌てたりせず、しっかり心と生活の準備をして育児の負担が軽くなるのでは・・?という思いで今回の記事は調査と作成をしてみました。

赤ちゃんとの幸せな時間を、もっともっと楽しむためのお手伝いができていたら幸いです。

現在登録されている商品はありません。

カテゴリーから探す