ジェンダーレスネームの人気急上昇!中性的な名前の魅力と選び方

ジェンダーレスネームの人気急上昇!中性的な名前の魅力と選び方

赤ちゃんの名前を考える時、「男の子らしい名前」「女の子らしい名前」という枠組みを超えた、中性的な名前(ジェンダーレスネーム)に注目が集まっています。
この10年間で、「男女どちらにも使える名前」の人気は、だんだん高まってきているんです。

今回は、そんな近年のジェンダーレスネームの傾向や人気の理由、名づけのポイントなどを詳しくご紹介します。
お子さまの名前選びの参考にしていただければ嬉しいです。

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二児パパ
ほんだ
この記事を担当した白金台のベビー服専門店BabyGooseスタッフの二児パパほんだです。
BabyGooseは、創業40年以上の白金台の名入れベビー服専門店。
これまでのべ50万人以上の赤ちゃんのもとへ、オリジナル生地のベビー服をお届けしています。

ここ10年で変わった!中性的な名前の人気上昇トレンド

赤ちゃんの名づけトレンドは、時代とともに大きく変化しています。
特にこの10年間では、男女どちらにも使える中性的な名前(ジェンダーレスネーム)の人気が着実に高まってきました。
まずは明治安田生命様の名づけについての調査に基づいて、ここ10年の傾向を振り返ってみましょう!

2015年頃は、男の子・女の子それぞれで典型的な名前が好まれる傾向が強く、トップの名前も性別ごとに明確に分かれていました。
例えば、男の子では「大翔」、女の子では「葵」が1位でした。
当時は男の子では「翔」の字を含む名前、女の子では花や草木といった植物をイメージする名前が人気だったようです。

ただ、女の子トップの「葵(あおい)」は植物(葵の花)に由来する名前ですが、実はもともと男女ともにつけられてきた名前でもあります。
この頃からすでに「葵」のような自然由来の中性的なお名前には注目が集まっていたのかもしれません。

その後、2010年代後半から少しずつ状況が変化し始め、男女の性差を感じさせない名前がランキング上位に見られるようになってきました。
特に近年(2020年代)に入ってからその傾向は顕著で、ジェンダーレスネームの人気はじわじわと広がり、2022年には一気に増加したとする分析もあるんです。

2022年は特に注目の年で、男女両方のトップ100に入る名前の数が大きく増えました。
例えば「アオイ」という読みが男の子で8位、女の子で7位にランクイン。
同様に「ヒナタ」や「ソラ」といった読みも男女両方のトップ50以内に顔を出しています。

2023年、2024年の名前ランキングでもこの流れは続き、多数のジェンダーレスネームがランクイン。
2023年には男の子のお名前で「碧(あお)」が1位になり、続く2024年生まれのランキングでは、男の子のお名前で「凪(なぎ)」が2位、「朝陽(あさひ」が3位にランクインしています。
女の子のお名前でも、1位の「紬(つむぎ)」、3位の「凛(りん)」、6位の「葵(あおい)」など、男女どちらでも使える名前が増えてきています。

ここ10年でも、こんなに名づけの傾向は変わってきているんですね。
まさに今、ジェンダーレスネームの時代が到来したと言えるかもしれません!

では、具体的にどのような中性的な名前が人気を集めているのでしょうか?いくつか代表的な例をご紹介します。

葵(あおい)

男女双方で代表的な中性的名前といえば「葵(あおい)」ではないでしょうか。「葵」は太陽に向かってまっすぐ伸びる葵の花に由来する植物の名前で、明るく前向きな成長や気高さをイメージさせます。2007年に女の子で1位となって以降も根強い人気があり、2015年には女の子の名前ランキング1位に返り咲きました。

一方で男の子にも「あおい」という響きは好まれています。実際に2022年には「アオイ」という読みが男の子8位・女の子7位にランクインしています。

凪(なぎ)

「凪」は風が止み波が穏やかになった状態を意味し、その爽やかで静かな印象から男女ともに人気が高まった名前です。2022年に男の子名前で初の1位タイとなり大躍進しました。翌年以降も人気は続き、2024年には女の子の名前ランキングで13位に入るなど、女の子にも広く用いられるようになっています。

「凪」という一文字ネームは印象に残りやすく、かつ音の響きも柔らかいため、今後も人気は続きそうな予感がします。

蒼(あお/そう)

「蒼」は青々と茂る草木や濃い青色を表す漢字で、近年名づけに人気の漢字となっています。男の子では2020年に2位、2021年4位、2022年1位と常にトップクラスの人気を誇りました。読みは「あおい」のほか「そう」もあり、どちらの響きもおおらかで開放的な印象を与えます。

女の子でも「あおい」という響き自体が人気急上昇しているため、「蒼」という漢字を用いた名前が女の子に使われる例も出てきています。「蒼」は今や男女問わず憧れられる爽やかな漢字の一つではないでしょうか。

陽向(ひなた)

「陽向」は日当たりの良い場所・南向きの方角を意味し、明るく前向きなイメージがあります。2015年に男の子名前で9位に入っており、当時から男の子の名前として一定の人気がありました。

「ひなた」は柔らかく暖かな響きのため女の子名にもぴったりで、実際女の子では「陽葵(ひまり/ひなた)」や「日向(ひなた)」といった形で用いられることも増えています。2022年の読みランキングでは「ヒナタ」ちゃんが男の子11位・女の子13位に入っており、男女両方で定番化しつつある読みと言えますね。

律(りつ)

「律」は規律や、音楽の調べ(音律)といった意味を持つ感じで、端正であり、また芸術的なセンスを感じさせてくれるお名前です。どちらかというと男の子の名前として人気ではありますが、女の子の名前としても、トップ100にランキングしてこともあり、女の子に名付けるケースも増えています人気の一文字お名前のひとつです。

なぜ中性的な名前が選ばれるの?4つの理由

なぜ中性的な名前が選ばれるの?

ジェンダーレスネームがここまで人気を集めているのはどうしてでしょうか?
そこにこめられた想いを、ちょっと考察してみました。

子供自身の個性を大事にしたい

多くのパパやママが「子どもには性別の枠に縛られず、自分らしく生きてほしい」という想いを名前に込めています。
中性的な名前をつけることで、子どもが自分自身の個性を大切にしながら成長していけるよう願う気持ちが表れているのではないでしょうか。

性別にとらわれない生き方をしてほしい

現代社会では、「男らしさ」「女らしさ」といった固定観念が少しずつ薄れてきています。
性別の垣根を超えて、自分の可能性を最大限に発揮できる社会になりつつある中で、子どもにも自由に羽ばたいてほしいという親の願いが込められているのかもしれません。

名前の響きや意味を大切にしたい

シンプルに「その響きが好き」「漢字の意味が素敵」という理由で名前を選ぶママとパパも多いようです。
特に自然をイメージさせる漢字や響きの名前は、性別に関わらず美しいものが多いですよね。
名前が持つ意味や雰囲気を最優先に考えた結果、結果的に中性的な名前になることも少なくありません。

海外でも呼びやすい名前にしたい

グローバル化が進む現代では、海外の人にも呼びやすい名前を意識する親御さんが増えています。
中性的な名前、特に2音節の短い名前は国際的にも通じやすいことが多く、将来子どもが海外で活躍する可能性を考慮して選ばれることもあるようです。

また、メディアや有名人の影響も無視できませんね。
人気アニメのキャラクターや尊敬する著名人の名前から着想を得て、中性的な名前を選ぶというケースも少なくないようです。

中性的な名前をつける際のポイント

ジェンダーレスネームを選ぶ際に、名づけの参考になるポイントをいくつかご紹介します。

自然を感じさせる漢字を使う

海や空、植物など自然にちなんだ漢字は性別を問わず好まれる傾向があります。
例えば「海(海そのもの、広大さ)」「空(そら、広がり)」「陽(太陽の光)」「蒼(青々とした草木)」「碧(美しい青緑色)」「葵(太陽に向かう植物)」「凪(静かな海)」「澪(水路・澄んだ水)」などは、いずれも爽やかで前向きな意味を持ち、男女ともに人気の漢字です。

漢字一文字や二音節のシンプルな名前を選ぶ

名前の音が2音(2拍)で完結する短い名前は、末尾に性別特有の音がつかないため、中性的な響きになりやすいです。
例えば「ユウ(悠・優 など)」「ジュン(順・純)」「アオ(蒼・碧)」「レン(蓮)」「リツ(律)」「リン(凛)」等の2音ネームは、性別の偏りを感じっせない響きです。

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二児パパ
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漢字一文字のお名前も、最近のトレンドです!
「凛」「葵」「楓」「翼」「光」など一文字名は響きの新しさもありつつ、漢字や意味は伝統的な雰囲気もあって人気なんです。
実際、2024年の女の子ランキングではトップ3がすべて一文字名になるなど一文字ネームが大流行しているんですよ!

性別を決定づける語尾を避ける工夫をする

日本の名前では、語尾の音によって性別のイメージが分かれることが多いです。
例えば「○○子(こ)」「○○美(み)」「○○菜(な)」など「こ」「み」「な」で終わると伝統的に女の子らしい印象になり、一方「○○郎(ろう)」「○○介(すけ)」「○○人(と)」「○○太(た)」などは男の子らしい印象を与えます。

そこで、名づけの際に極力性別を想起させる語尾を使わないよう工夫すると中性的な印象を強められます。
具体的には、先述のような二音節で終わる名前にしたり、名前の最後を「き」「り」など男女どちらにも用いられる音で終わらせたりする方法があります。
例えば「〜キ」で終わる名前は「ゆうき(悠希/優輝 等)」「なつき(夏希/奈月 等)」など男女両方に存在しますし、「〜ル」で終わる名前も「ひかる(光/輝 等)」「かおる(薫/郁 等)」といった具合に性別をまたいで用いられます。

新しいジェンダーレスネームに挑戦してみる

今まであまり名前に使われなかった語感の組み合わせも登場しています。
2022年には「うた」「なお」「るい」「るか」といった、新顔の2音ジェンダーレスネームがいくつもランクインしました。

例えば「うた(詩/歌)」は音楽的で柔らかな印象、「るい(塁/瑠衣)」は響きが軽やかで国際的にも通じやすい名前です。
これらは従来あまり一般的ではなかったですが、近年になって斬新で中性的ということで支持を集めています。
奇抜すぎると読みづらさ等のデメリットもあるため、一般的な漢字の読み方を守るなどバランスを考えることは大切ですね。

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二児パパ
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ジェンダーレスを意識したわけではないのですが、私の下の子(男の子)も、ちょっと変わった響きの名前にしました。
響きが少し変わっている分、読み方は間違えが少ないように意識して、好きな漢字や意味をこめて決めた名前なので、とっても気に入っています。
大きくなった時に、息子自身も気に入ってくれるといいなあ・・!

おすすめジェンダーレスネーム50選

ではここからは、これまでにご紹介したお名前も含め、ジェンダーレスなお名前におすすめのアイデアを50個あげてみました!
お子さんの名づけの参考に、よかったらご覧になってみてください。

※BabyGooseでは、ローマ字の名入れベビー服を作っています。当店で実際に昨年の名入れ希望が多かったお名前は、その順位も併記しています。

葵《あおい - 2位― 葵の花・太陽に向かう植物の姿から「まっすぐ伸びる」「明るさ」

凪《なぎ - 26位― 風がやみ穏やかな海面。「静けさ」「安らぎ」

碧《あお - 30位/みどり》― 澄んだ青緑の色。「透明感」「誠実」

澪《みお - 23位― 船の航路を示す水路。「導き」「道しるべ」

悠《ゆう》― "悠々"とした大きな流れ。「おおらか」「こころの余裕」

瑠璃《るり》― 瑠璃色の宝石。「輝き」「高貴さ」

律《りつ - 58位― 律する・音律。「凛とした佇まい」「調和」

凛《りん - 21位― 引き締まった空気感。「凛然」「清潔感」

晶《あきら/しょう》― きらめく結晶。「純粋」「明朗」

樹《いつき - 26位/たつき》― まっすぐ伸びる木。「成長」「揺るぎなさ」

陽向《ひなた - 35位― 日向・太陽の光。「明るさ」「温かさ」

光《ひかる》― 光そのもの。「希望」「輝き」

翼《つばさ》― 鳥の翼。「自由」「飛躍」

遥《はるか - 58位― はるかな景色。「広がり」「未来志向」

渚《なぎさ - 30位― 波打ち際の浜辺。「穏やか」「やさしい」

朝陽《あさひ - 21位― 朝日の光。「新しい始まり」「エネルギー」

奏《かなで/そう》― 奏でる音楽。「調和」「感性」

瑞《みずき - 76位― 瑞々しさ・吉兆。「めでたさ」「新鮮」

翠《すい - 37位/みどり》― 深い緑の翡翠。「生命力」「洗練」

泉《いずみ》― 湧き出る水源。「豊かさ」「清らかさ」

空《そら - 11位― 大空。「自由」「無限の可能性」

羽《はね》― 鳥の羽。「軽やかさ」「飛躍」

優《ゆう》― やさしさ・優秀。「包容力」「上品さ」

陽《はる - 23位― 光り輝く太陽。「明朗」「活力」

伊吹《いぶき》― 山から吹く風。「新風」「生命の息吹」

黎《れい - 41位― 夜明け前の深い色合い。「夜明け」「始まり」

詩《うた - 45位― 詩歌。「感受性」「美しさ」

湊《みなと - 3位― 港・人が集まる所。「交流」「結びつき」

怜《れい - 41位― 聡明さ・思いやり。「知性」「清楚」

澄《すみ》― 澄み渡る空気や水。「純粋」「透き通る心」

雫《しずく》― きらめく水滴。「瑞々しさ」「宝石のような輝き」

朔《さく - 37位― 朔日・新月。「新生」「リセット」

柊《しゅう》― 冬でも緑を保つ木。「守護」「常緑」

透《とおる》― 透き通るさま。「純粋」「正直」

奏《そう》― 音を奏でる。「流れ」「リズム」

晴《はる - 23位― 晴天。「さわやか」「前向き」

央《おう/ひろ》― 中央・中心。「ブレない」「調和」

黎《れい - 41位― 夜明け。「新星」「可能性」

礼《れい - 41位― 礼節。「思いやり」「品格」

椋《むく》― 椋の木。「成長」「安定」

樹希《いつき - 26位― 樹木+希望。「大志」「伸びやか」

涼《りょう》― 涼風。「爽やか」「清涼感」

航《こう - 63位― 航海。「冒険」「進路を切り開く」

望《のぞむ》― 望む・希望。「希望」「遠くを見据える」

遙斗《はると - 1位― 遥かな空と斗(星)。「大きな夢」「星空」

黎音《れおん》― 夜明け+音。「新しい響き」「調和」

桜《さくら - 47位― 日本の春の象徴。「美しさ」「はかなさ」

光琉《ひかる》― 光る+琉(瑠璃)。「輝く宝石」「才能」

詠《うた - 45位― 詠む・歌う。「表現力」「芸術性」

おわりに:素敵な名前との出会いを

時代とともに変わる名づけのトレンド。
近年人気を集めているジェンダーレスネームには、子どもたちの未来が明るく、より自由になってほしいという親の願いが込められているのかもしれませんね。

名前はパパとママからの一生の贈り物です。
自分らしさを大切に、お子さまにぴったりの名前をが見つかるよう、応援しています!

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赤ちゃんのお名前の候補が決まったら、スペリングがどんな風に見えるのかを確認できるプレビューもご用意しましたので、よかったら試してみてくださいね。

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