生後2ヶ月の睡眠時間の目安

生後2ヶ月の赤ちゃんの睡眠時間は、1日あたり約14〜17時間前後が目安です。生後1ヶ月の頃と比べると、トータルの睡眠時間に大きな変化はありませんが、少しずつ変化が見え始める時期でもあります。

この頃になると、夜に3〜4時間続けて眠る子も出てきます。「昨日は3時間続けて寝てくれた！」と喜んだのもつかの間、翌日はまた1〜2時間おきに起きる…ということもよくあります。まだ安定しない時期なので、一喜一憂しすぎなくて大丈夫ですよ。

生後2ヶ月の睡眠の特徴

生後2ヶ月の赤ちゃんには、1ヶ月の頃とは少し違った変化が見られるようになります。

まず、夜の睡眠がやや長くなる傾向があります。もちろん個人差は大きいですが、「夜中に一度起きるだけで済むようになった」という声も聞かれるようになる時期です。これは、赤ちゃんの胃が少し大きくなり、一度にたくさんのミルクや母乳を飲めるようになってきたことが関係しています。

また、昼夜の区別が芽生え始めるのもこの頃の特徴です。赤ちゃんの体内時計が少しずつ発達し、「明るい時間は活動する時間、暗い時間は眠る時間」という感覚が育ち始めます。まだ完全ではありませんが、この芽生えを大切にしてあげることで、生活リズムの土台が作られていきます。

よくある悩み

生後2ヶ月のママ・パパからよく聞かれるお悩みにお答えします。

生後2ヶ月で意識したいポイント

生活リズムづくりの入り口となるこの時期。無理せず、少しずつ意識していきたいポイントをご紹介します。

日中は明るく過ごす

赤ちゃんの体内時計を整えるために、日中はなるべく明るい環境で過ごしましょう。カーテンを開けて自然光を取り入れたり、天気の良い日は少しだけお散歩に出たりするのもおすすめです。「昼間は活動する時間」ということを、光を通じて赤ちゃんに伝えてあげましょう。

夜は暗く静かに

夜になったら、部屋を暗くして静かな環境を作ります。寝かしつけの1時間くらい前から、照明を落とし始めると良いでしょう。テレビやスマホの画面の光も、赤ちゃんにとっては刺激になります。できるだけ控えめにして、「もうすぐ眠る時間だよ」という雰囲気を作ってあげてください。

就寝前の流れを毎日そろえる

「お風呂に入る→授乳する→部屋を暗くする→抱っこでゆらゆら」など、毎日同じ流れで寝かしつけを行うと、赤ちゃんも「このあと眠るんだな」と理解しやすくなります。まだ完璧に習慣化する必要はありませんが、なんとなくでも「寝る前のルーティン」を意識し始めると良いでしょう。