夏の赤ちゃん、快適睡眠ガイド!エアコンの正しい使い方や環境づくりのコツ

暑い夏、赤ちゃんの睡眠環境ってどうすれば良いのか悩みますよね。「エアコンをつけっぱなしで大丈夫?」「何を着せて寝かせるべき?」といった疑問をお持ちのパパママも多いのではないでしょうか。
この記事では、夏の赤ちゃんの快適な睡眠環境を整えるポイントをご紹介します。エアコンの設定温度や使い方のコツ、着せる服の選び方など、なるべく詳しくお伝えできたらと思います!
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赤ちゃんの体温調節機能は未熟!大人とはこんなに違う
赤ちゃんの体温調節機能は、大人と比べてまだまだ未熟。特に生後6ヶ月頃までの赤ちゃんは、体温を調節する自律神経の働きが十分に発達していないので、暑さや寒さに対して自分で体温を調整することが難しいんです。
そして、赤ちゃんは成長のために代謝が活発で、体温も大人より高め。一般的に赤ちゃんの平熱は36.5〜37.5℃程度と言われており、大人より0.5〜1℃ほど高い傾向があります。
こうした赤ちゃん特有の事情から、夏場の暑さは赤ちゃんにとって特に負担になります。熱がこもりやすく、放熱する力が弱いため、大人が「ちょっと暑いな」と感じるくらいの環境でも、赤ちゃんは不快で眠れずぐずってしまうこともあるんです。
まだ言葉で「暑い」「寒い」を伝えることができない赤ちゃんだから、周りの大人がしっかりと環境を整えてあげることが大事になってきます。
夏のおねんね、寝室の適温は?専門家が教える快適温度
夏の赤ちゃんの寝室、何度に設定するのが理想的なのでしょうか?
よく言われている適温は、25〜28℃。
人にもよりますが、私の体感では25~26℃くらいが適温だと思います。
28℃だとやや蒸し暑く感じるので、着るものをかなり薄手にしてあげた方がよさそうです。
快適な睡眠のためには、湿度も大切な要素です。
湿度は50〜60%程度に保つのが理想的。
湿度が高すぎると汗が蒸発しにくくなり、体温調節が難しくなります。
夏場は湿度が上がりすぎてしまうこともあれば、エアコンによって乾燥してしまっていることもあります。
冬場と同様に、湿度にも気を付けて快適な範囲を保つと、夏カゼなどのトラブルの予防にもなりますよ。
赤ちゃんの様子をよく観察して、以下のようなサインに気をつけましょう:
- 首や背中にたくさん汗をかいている
- 顔が赤い、ほてっている
こういった時は、赤ちゃんが暑すぎると感じているサインです。
これらのサインも参考にしながら、服装やエアコンの設定温度を調整して、お子さんに合った環境を見つけてあげてくださいね。
肌着だけで寝ても平気?夏の赤ちゃんのパジャマ選び
「夏は暑いから肌着だけで寝かせても大丈夫?」というご質問をよくいただきます。
結論からいうと、肌着だけでは、エアコンの冷えから赤ちゃんを守るにはちょっと心配。
夏用のスリーパーなどをあわせて使用するのが安心です。
夏の赤ちゃんのパジャマ選びのポイントもまとめてみましたので、参考にしてみてください。
1. 吸湿性・通気性の良い素材を選ぶ
綿100%やガーゼ素材は汗を吸収しやすく、肌にも優しいので夏のパジャマに最適です。特に背中の汗をかきやすい赤ちゃんには、背中部分がメッシュになったスリーパーなど、寝汗対策に配慮されたものがおすすめです。
2. 調節しやすい服装にする
夜間は温度が変化することもあるので、簡単に脱ぎ着して調節できるようにするといいでしょう。例えば、肌着の上に薄手のカバーオールやスリーパーを着せるなどしておくと、暑すぎる場合にはすぐに脱がせてあげることができます。
3. 締め付けの少ないデザインを選ぶ
寝ている間は体が自由に動かせるよう、締め付けの少ないゆったりとしたデザインの服を選びましょう。特に首回りや手足の動きを妨げないものがおすすめです。スリーパーであれば、夏は袖なしタイプを選ぶのがよいかと思います。
赤ちゃんの体調や室温によって最適な服装は変わりますので、体温調節がしやすい服装を心がけ、赤ちゃんの様子をよく観察してあげてくださいね。
「エアコンは体に悪い」は本当?赤ちゃんと冷房の関係
「エアコンをつけると赤ちゃんが風邪をひくのでは?」「冷房は赤ちゃんの体に良くないのでは?」といった心配の声をよく耳にします。
でも、最近の日本の夏の暑さは、もう赤ちゃんにとっては耐えられないもの。
エアコンを適切に使用して環境を整えてあげることが、赤ちゃんにとってはもはや必須なんです。
夜間の気温も30℃を超えるような環境は、赤ちゃんにとって危険です。体温調節機能が未熟な赤ちゃんは、暑さによる熱中症のリスクが高くなってしまいます。
エアコンを使用する際の注意点としては、温度設定を適切にすること(26〜28℃程度)、風が直接赤ちゃんに当たらないようにすること、そして定期的なメンテナンスでエアコン内部を清潔に保つことが大切です。
特に就寝中は、エアコンの風が直接当たって赤ちゃんの体温が下がりすぎないよう、スリーパーを使うのがおすすめです。タオルケットやベビー布団を使用するのもいいのですが、赤ちゃんが足で蹴とばしてしまったり、また特にまだ寝返りができないうちは、顔にかかってしまって息ができなくなってしまう恐れもあります。
夏のおねんねのポイント!~月齢別のちょっとしたアドバイス~
赤ちゃんの月齢によって、体温調節機能の発達度合いが異なるため、エアコン設定や服装も少し変わってきます。月齢別のアドバイスをご紹介します。
【新生児〜3ヶ月】
この時期はまだまだ体温調節機能が未熟な時期。エアコンによる冷やしすぎと、おくるみなどでの鬱熱(熱がこもること)に注意しましょう。
注意点: おくるみなどを使う場合は、熱がこもりすぎないように注意してください。
【4〜6ヶ月】
体が成長してきて、スリーパーを使い始めるのにちょうどいい時期です。
注意点: 活発に動くようになるので、手足をバタバタしても服がめくれ上がらないタイプのスリーパーがおすすめです。
【7ヶ月〜1歳】
自分で動いて、寝相がだんだん悪くなる時期。スリーパーが大活躍します!
注意点: 動き回るようになるので、思わぬ寝冷えに注意しましょう。かけ布団よりも、スリーパーで体幹を守るのがおすすめです。
【1歳以上】
だんだん体は強くなって自分の意思も出てきます。お布団をほとんど着てくれない子も。
注意点: 寝相が悪くなることが多い時期です。また自分の意思もでてきますので、寝る前のルーティンとして着せる、お気に入りのスリーパーを作るといいですよ。
どの月齢でも共通して言えることは、赤ちゃんの様子をよく観察することが大切だということ。汗をたくさんかいていたり、顔が赤かったりする場合は暑すぎる可能性があります。お子さんの状態に合わせて調整してあげてくださいね。
エアコンを使う時の3つの注意点
赤ちゃんのいる部屋でエアコンを使用する際は、いくつか気をつけたいポイントがあります。以下の5つの注意点を守って、快適な環境を作りましょう。
1.間接冷却(風が直接当たらないようにする)
エアコンの風が直接赤ちゃんに当たると、体が冷えすぎたり、乾燥したりして不快感や体調不良の原因になることがあります。以下の方法で風が直接当たらないよう工夫しましょう。
・風向きを調整する
多くのエアコンには風向きを調整する機能がついています。風を天井や壁に向けて、間接的に部屋全体を冷やす「間接冷房」の方法がおすすめです。
・風よけカバーを使用する
エアコン用の風よけカバー(ウィンドーガード)を取り付けると、風の向きを分散させることができます。赤ちゃん専用のものも市販されていますので、活用してみてください。
・サーキュレーターを併用する
サーキュレーターを使って部屋の空気を循環させると、エアコンの風を直接浴びなくても室温を均一に保つことができます。この場合も、サーキュレーターの風が直接赤ちゃんに当たらないよう設置場所に注意しましょう。
・ベビーベッドの配置を工夫する
ベビーベッドはエアコンの吹き出し口から離れた場所に配置しましょう。どうしても近くに置かざるを得ない場合は、ベビーベッドと吹き出し口の間にカーテンやついたてなどを設置して風を遮るのも効果的です。
2.エアコンを清潔に保つ
エアコン内部にホコリやカビが溜まると、それが空気中に放出されて赤ちゃんの呼吸器に悪影響を及ぼす可能性があります。定期的なお手入れで清潔に保ちましょう。
・フィルター掃除
エアコンのフィルターは2週間に1回程度、掃除機でホコリを吸い取るか水洗いしましょう。特に使用頻度が高い夏場は、こまめな掃除が大切です。
・内部クリーニング
自分でできる範囲の掃除に加えて、年に1回程度は専門業者によるクリーニングを依頼するのがおすすめです。特に赤ちゃんがいる家庭では、シーズン前のクリーニングで清潔な状態にしておくと安心です。
・送風運転で内部を乾燥させる
冷房運転後に送風モードで30分程度運転させると、エアコン内部の湿気を飛ばしてカビの発生を抑えることができます。
・除菌スプレーの活用
エアコン用の除菌スプレーを使用すると、フィルターの除菌・消臭効果が期待できます。ただし、強い香りのものは赤ちゃんには刺激になる可能性があるので、無香料タイプを選ぶと良いでしょう。
エアコンのお手入れは面倒に感じるかもしれませんが、赤ちゃんの健康のためにも定期的なメンテナンスを習慣にしてくださいね。
3.適度な湿度になるよう加湿する
エアコンは仕組み上、室内の水分を外に排出するため、どうしても部屋が乾燥してします。湿度を50%前後に保つには、以下のような対策があります
・加湿器を使用する
・濡れタオルをつるしておく
・パキラやモンステラなど、加湿効果のある観葉植物を置く
夏のおねんねの注意点〜こんな困った解決します〜
エアコンの使い方や服装の他にも、夏ならではの赤ちゃんのおねんねに関する困りごとはいくつかあります。
そういった困りごとへのちょっとした解決策のアイデアもご紹介しておきますね。
早朝の日差しで早起きしすぎる問題
夏は日の出が早く、朝5時前後には明るくなることも。薄いカーテンだと光が入り込み、赤ちゃん(ご家族も)が必要な睡眠時間を確保できないことがあります。
解決策:しっかりした遮光カーテンを使用する
遮光1級または2級のカーテンを使用すると、早朝の光をしっかりブロックでき、赤ちゃんの睡眠を守ることができます。カーテンの隙間からも光が入ることがあるので、カーテンの幅を余裕を持って選ぶことがポイントです。
また、窓枠にピッタリフィットする吸盤式の簡易遮光カーテンも便利です。簡単につけ外しできるので、一つ持っておくと重宝します。
暑さで寝相が悪くなり転落リスクが高まる問題
暑い時期は赤ちゃんも寝苦しさから寝相が悪くなりがちです。特に添い寝をしている場合、寝返りやハイハイができるようになると、ベッドやお布団からの転落リスクが高まります。
解決策:ベビーベッドやベッドガード、サークルの活用
可能であればベビーベッドの使用がおすすめです。大人用ベッドで添い寝する場合は、転落防止のためのベッドガードを設置しましょう。布団での添い寝なら、赤ちゃん用サークルの中に布団を敷くという方法も効果的です。
また、赤ちゃんの周りにクッションやバスタオルを置いて簡易的な囲いを作る方法もありますが、窒息リスクがないよう注意が必要です。いずれの場合も、時折赤ちゃんの状態を確認するようにしましょう。
汗をかいた後のエアコンによる寝冷え問題
赤ちゃんは大人の約1.5倍の汗をかくと言われています。特に夏場は汗でパジャマが濡れ、エアコンの風で体が冷えてしまうことがあります。
解決策:速乾性の高い素材の服や夏用スリーパーの活用
汗をかいてもすぐに乾く速乾性の高い素材の肌着を選ぶことがポイントです。スリーパーについても、特に夏場はダブルガーゼなどの薄手の素材のものを選びましょう。
汗で肌着が濡れているようなら、着替えさせてから寝かせるのも大切です。寝る前、夜中に起きてしまったときなど、背中や首筋の汗をチェックし、必要に応じて着替えやタオルで拭くなどのケアをしてあげましょう。
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