冬のおねんね、スリーパーだけでいいの?乳幼児睡眠コンサルタントに聞きました

冬のおねんね、スリーパーだけでいいの?乳幼児睡眠コンサルタントに聞きました

『赤ちゃんを寝かせる時は、スリーパーだけでいいの?それとも掛布団も必要?』

毎年冬になるとよく聞くおねんねの悩みのひとつです。

『0歳児はスリーパーだけ、1歳からは成長に応じて掛布団も』というのが結論にはなるのですが、一体どういう理由があってそう言われているのか、やっぱり気になるものですよね。

私たちBabyGooseの『背中メッシュスリーパー』は、毎年多くの方にお選びいただいており、おねんねの際の服装や寝室の環境など、いろいろとご相談をいただくこともあります。

長年のそういったご質問に責任をもってお答えできるよう、店長の山森は『乳幼児睡眠コンサルタント』という資格も取得しました。

そこで今回は『冬のおねんねの際の服装・お布団』をテーマに、店長の山森にポイントを聞きながら、年齢別のおすすめの方法などをまとめてみました。

冬のおねんねの際の服装が気になる!という方は、よかったら参考にしてみてください。

この記事を担当した白金台ベビーグーススタッフのほんだです。
今まさに、0歳と8歳の二人の子供の育児に毎日奮闘中です!
公式Youtubeでも、おねんねお悩みへのアドバイスや寝かしつけのポイントなどをご紹介しています♪
Youtubeチャンネルはこちら>

白金台BabyGoose店長の山森です。
おねんねについてのご質問にお答えするため、乳幼児睡眠コンサルタントの資格を取得しました!
私自身の二人の息子の子育てにも、とても役立っています♪

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肌着やパジャマの上に着せて楽に防寒♪キッズデザイン賞も受賞した、背中メッシュのあったか快適2Wayおねんねスリーパー

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冬のおねんね、スリーパーだけでいいの?

0歳はスリーパー、掛布団なしが推奨されています

まずは0歳児のお話から。
0歳児の就寝時の服装やお布団について、米国小児科学会では『掛布団は使わない』ことが推奨されています。

理由は、SIDS(乳幼児突然死症候群)を防ぐため。

まだ自分で自由に動けない低月齢の赤ちゃんは、万が一顔にお布団がかかってしまった場合に払いのけるのが難しいですよね。
加えて、温まりすぎて『うつ熱(余分な熱がこもりすぎてしまうこと)』が発生し、それがSIDSの引き金になってしまう、という研究もあります。

そういった理由から、0歳児の間は掛布団は使わず、スリーパーを使うことが推奨されているんです。

冬場は長袖のパジャマ+スリーパーを基本に。
寒さが気になる場合は、キルティングのパジャマなどを使うと暖かいですよ!

1歳からは成長に応じて掛布団を

ある程度自由に動けるようになる1歳からは、SIDSのリスクもなくなっていきますので、掛布団を使うのは問題ありません。

ただ幼児の頃って、一晩中お布団をしっかり被っておとなしく寝ていることって、とても少ないですよね。(もちろん個人差はありますが。)

掛布団がはだけて、風邪をひいちゃった・・ということを防ぐためにも、幼児のうちはスリーパーを使うのは、とてもおすすめの方法です。

幼児期についても、基本的はスリーパーを着ていれば掛布団はなしでも大丈夫。
手足が冷えて寝つきが悪い様子であれば、掛布団を併用するとよいでしょう。

寝室の環境づくりの注意点

暑すぎ/寒すぎないかは要チェック!

『掛け布団は無くても大丈夫!』というお話をこれまでしてきましたが、そもそもの大前提として、寝室の環境は大切です。

すきま風で寒すぎる!というのはもちろん避けなければいけませんが、昨今の気密性の高い部屋では、冬であっても意外と『暑すぎる』ということも起こります。

冬の寝室の温度ですが、適温の目安は20℃~23℃くらい。

ちなみに、赤ちゃんの寝姿勢でも、暑いか寒いかを見分けることもできます。

・汗をかいている … 暑すぎ
・大の字ですやすや … 適温
・丸まって縮こまっている … 寒い

温度計が無い場合は、こういった赤ちゃんの様子もチェックしてみてください。

見落としがちな『湿度』

温度と合わせてチェックしておきたいのが、湿度です。

なかなか寝室の湿度まで気にしている方は多くはないかもしれませんが、冬場は特に湿度のコントロールは大切。

一般的に、お部屋の湿度が40%を切ると、ウイルスの活動が活発になると言われています。

加湿器などを利用して、湿度を40&~60%に保っておくと、快適に眠れる環境になりますよ。

温度と合わせて湿度も表示してくれるデジタル時計があると、すぐにチェックできますよ!

スリーパーはどんなものがいい?

フリース・フランネルなら暖房なしでも安心

冬場のスリーパーでまずおすすめなのが、フリースやフランネルのスリーパーです。

メリットは、軽くて動きやすく、かつ暖かいこと。

先ほども少し取り上げたように、昨今の住宅は気密性が高く、暖房器具を使えば冬でも昔ほど温度が下がることがないので、軽く動きやすいフリースは冬のおねんねにとても役立ちます。

デメリットとしては、綿素材のものに比べると毛玉ができやすいことくらいでしょうか。

その点も、お洗濯時にネットに入れる、乾燥機の使用を避けるなどしてある程度おさえることはできます。

フリース・フランネルスリーパーのおすすめ

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6重ガーゼは年中使えて便利

寝室の寒さがそれほど気にならない環境の方であれば、6重ガーゼのスリーパーはおすすめです。

吸水性・透湿性に優れたガーゼを6重に重ねた6重ガーゼは、スリーパーにぴったりの素材。

一年を通して使える、というのはコスパの面でも大きなメリットですね。

デメリットがあるとしたら、寒さ対策としてはやや物足りないという部分。

なるべく暖房を使わずに過ごしたい!とか、我が家はめちゃくちゃ寒い!という方には、保温性は少し物足りないかもしれません。

6重ガーゼスリーパーのおすすめ

寒い住宅、寒い地域ではダウンや綿毛布も

住宅が古く寒い、また特に寒い地域に住んでいる、という方には、ダウンや綿毛布のスリーパーもあります。

メリットはやはり、保温性に優れていること。

そのかわり、価格が比較的高く、やや動きづらいというデメリットもあります。

ダウン・綿毛布スリーパーのおすすめ

おわりに

『冬のおねんね、スリーパーだけで大丈夫・・?』というのは、多くのママが一度は考えることかもしれません。

私自身も、特に一人目の子育ての際は、毎日『これでいいのかな?大丈夫かな?』と不安の連続でした。

こちらの記事が、そんなママやパパの不安を解消するのに、お役に立っていれば幸いです。

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